【薬膳素材】こども達がパクパク!滋養と解毒のスグレモノ「秘伝豆(ひでんまめ)」

秘伝豆アイキャッチ

こんにちは。貴女の潜在的なレシピ開発力をひきだす薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです。

薬膳ライフコーチがレシピ開発中

医療や食やセラピーの現場で、自分や家族の不調に何を食べたらいいのか迷う患者さまやクライアントさまに、やさしい家庭薬膳レシピを提案できる人材を育成して14年になります。

きっかけは、肺がんの放射線の通院治療で体内の呼吸器に火傷を負った父に、実家で炎症を癒す料理を考えられなかった会社員当時の後悔でした。

父が他界した後この苦い経験を糧に薬膳を学び、勤めを辞して2008年に《薬膳の専門家》を養成する薬膳スクールを開校して現在に至ります。

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今年、コロナ禍に入って3年目のゴールデンウイークはいかがお過ごしですか。

昨日はこどもの日にちょっと先駆けて「こども薬膳レッスン」を開きました。

そのときに予想外にこども達がパクパク食べて大好評だったのが「秘伝豆(ひでんまめ)」。

あまり世間には知られていない枝豆を品種改良した農産物です。

実は自分もひょんなことでこの豆を知ったのは先月の末のことでした。

パッケージに書かれていた「秘伝豆」は、俗称だろうと思ったのですが、よく知らずに柏高島屋さんのお野菜売り場で購入。

茹でたてをひとつ味見して、あまりのおいしさにビックリ仰天。

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それはそれは素晴らしい薬膳素材との出会いでしたので、今回のテーマは「【薬膳素材】こども達がパクパク!滋養と解毒のスグレモノ「秘伝豆」(ひでんまめ)」です。

そもそも秘伝豆をよく知らずに買ったいきさつ、そしてあまりにも美味しかったので、どういうまめか調べたことをレポート。

それから、こども薬膳レッスンでお出ししたカンタン秘伝豆レシピのお話しです。

グリーンピースの代わりに”仕方なく”購入した「秘伝豆」ハッピー豆

実は「秘伝豆」と出会ったのは先月末。

もともとレグリーンピースを買いに行った柏高島屋の地下のお野菜売り場でのことでした。

その目的は薬膳レシピ開発レッスンで、調理例にグリーンピースの酢飯を炊くため。

しかし、買いに行ったのが遅い時間で「今日は売り切れちゃった。」と店員さんに言われてしまいまったのです。

明日レッスンなのにどうしよう。。。

ふと枝豆が並んでいる棚を見たら、そのそばにグリーンピースを乾燥させたような緑の丸いお豆の入った袋が目に留まりました。

時間がなかったので、説明をよく読まずにぱっとこの乾燥豆を代わりに使って酢飯を作ろうと閃いたので、迷わず購入したのです。

台所に戻ってお豆を下準備しようと思い袋をもう一度見たら、「秘伝ハッピー豆」(枝豆)。

ん?秘伝?枝豆? 一瞬、これでグリーンピースの酢飯のようにうまく行くか不安が頭をよぎりました。

調べたら「秘伝豆」という豆があり、それを秘伝ハッピー豆と命名していたみたいです。

でももう時間はありませんから、生徒さまには事情をお話しして違うお豆の酢飯でご理解頂くことにしたのです。

袋の裏側には茹で方やレシピが書いてありましたので参照。

秘伝豆の戻し方

とにかくまずは洗ってたっぷりの水に一晩漬けておきました。するとどうでしょう。

まん丸だったお豆はすっかり大きく2倍くらいに膨らんで、その姿は楕円形の「枝豆」!

なんだ、これならグリーンピースの代わりに枝豆を買えばよかったのかな。

一瞬そう思いました。

でも気を取り直して袋のレシピどおりにまずは戻し汁を漉して、お豆と分けました。

戻し汁に少し塩を加えて加熱。

沸騰してから戻したお豆を加えて煮たのですが、何分茹でるのか書いていないのですよね。

灰汁を取りながら煮るとありますが、大豆を茹でて出てくる灰汁は抗酸化や循環促進などに役立つ「サポニン」。

だから、ナチュラル薬膳生活ではそのままに続けて大豆の灰汁は取りません。

柔らかくなり過ぎないようにと注意書きもしてあるのですが、戻したとはいえ、もともと乾燥したお豆です。

そんなに早く煮えるわけないよねと思いながら、10分くらいして一粒試食。

するとちょっと歯ごたえがあるものの、十分に噛める固さになっているではありませんか!

しかも、ちょっと青臭いおなじみの枝豆と違って、噛みしめると後からじんわり何とも言えない自然な甘さと旨味が溢れてきます。

外装の裏側の「名称」に確かに「大豆」と記載されているように、大豆の一種なので滋養によい植物性たんぱくの旨味も複雑にいい味を醸し出していたのです。

これは無着色の自然な緑の大豆の一種で、「青大豆」。

熟すと黄色くなる普通の大豆と違って、緑色がこれだけ残るのです。

インストラクションどおりに少しかためで仕上げて、自信を持って薬膳素材グリーンピースの代わりに具材として使うことに決めました。

ところで煮汁をどうするかです。

これも袋に書いていないのですね。

もしかしたら一般の人たちは捨ててしまうのかしら?と思いました。

ナチュラル薬膳生活的に見ればそれはとても、モッタイナイことです。

お豆の煮汁には体から余計な水毒を解毒するのに役立つカリウムなどのミネラルがたっぷり溶け出しているから。

煮汁の味を見てみたらほんのり甘くて、茹でる時に加えた塩味が絶妙なバランスで絡み合っています。

豆の煮汁は薬膳作りの煎じ液として扱い、酢飯を炊くときに使うことにしました。

いよいよ本番のレッスンで、まず秘伝豆を生徒さまに食べてみてもらったところ、やはり美味しくてビックリしていました。

固さもちょうどいいと言ってくれたので薬膳の酢飯に炊き、秘伝豆でピンチヒッターの調理レッスンは何とかうまく行きました。

秘伝豆の酢飯

動物性たんぱく質を摂ると食物アレルギーが出やすい人は少なくありません。

大豆たんぱくに対してアレルギーがなく、体の組織を作るたんぱく質をヘルシーに摂りたい人にとって、秘伝豆はよい滋養の補給源になります。

しかも豆類に多く含まれるサポニン、カリウム、食物繊維のデトックスのチカラを使えば解毒にも嬉しい。

青大豆の秘伝豆には美しい緑色が残っているから普通の大豆と違って、植物の血液ともいえるクロロフィルも一緒に摂れそうですね。

「秘伝豆(ひでんまめ)」とは一体なに?

それにしても「秘伝豆」って何だろう?

あまりに美味しいのでもう一袋買い、まだお店にうず高く積んであったので一安心。

なぜなら生徒さん達も秘伝豆を気に入ったらレッスンの後で、お買い物に寄って買えるからです。

商品の外装に記載されていた、「JAさがえ西村山」ググってみたら情報が秘伝豆を地元の直売所「村山旬の市」で扱っているらしいのが分かりました。

秘伝豆の外装袋

秘伝豆で作る「秘伝みそ」なる手作り商品も扱っているようでそそります。

今度は「秘伝豆」で調べてみたら、もともと岩手県の農家さんが地元にあった青大豆を品種改良して作られたようです

今では山形を中心に東北の限られた地域で出回っている郷土農産物の大豆の一種なのが分かりました。

先にも書いた通り、秘伝豆は青大豆の一種。

普通の大豆と違って熟しても黄色くならない、緑色の大豆の品種です。

秘伝豆は生産者さんや流通業者さんが付けた愛称のようですね。

生産に手間がかかるので生産量が限られているのでしょう。

大規模農家で生産されて全国に出回っている北海道の大豆とは違って、他の地域の大都市の小売店ではほとんど販売していません

でも今ではネットショップで探せば、乾燥させた秘伝豆はネットショップで買うことが出来るようになっています。

枝豆と青大豆の違い

ところで外装袋には「枝豆」と記載がありますが、枝豆というのは本来、まだ未熟な「普通の黄色くなる大豆」のこと。

わたくし達になじみの深いあの初夏から初秋までスーパーで出回っている枝豆は、まだ若い大豆のことです。

枝豆

これが熟すと黄色くなって、スーパーの店頭に普通に並んでいる乾燥した大豆になるわけです。

一方、秘伝豆のような「青大豆」も収穫期の9月頃には生産している地元で限られた量の生のものが出回り、いわゆる「枝豆」として食されているようなのですね。

だから、「生の秘伝豆の枝豆」に都市部のスーパーで出会えることはほとんどありません。

そして秘伝豆は収穫期が終わると乾燥させて、わたくしが今回手に入れたような商品が限られた量で、生産地以外に流通しているのが分かりました。

薬膳スクールのある柏は千葉県とはいえ、東京が通勤圏の都市のひとつです。

だからこうして東北の知られざる優れた農産物を薬膳素材として使えることに、感謝の念が湧きました。

柏高島屋の八百屋さんのバイヤーさんはすごいですね。

例年年が明けると近隣の普通のスーパーでは見かけない「うるい」や「田せり」など、東北の珍しい山菜が地下の八百屋さんの店頭に並ぶのがとても楽しみなのです。

秘伝豆もきっとこれまでお店に並んでいたのでしょうが、きっと見落としていたのですね(^^;)

こども薬膳レッスンでこども達が先に手をのばしてパクついた秘伝豆の副菜

わたくしが手に入れた「秘伝豆」は250g入りで200円くらい。

薬膳素材としてよく購入する普通の黄色い大豆や小豆に比べてあまりにリーズナブルなので、改めて考えると生産者さん達のご苦労を想ってちょっと目を疑いました。

これがお水に一晩浸すと倍くらいの大きさに膨らむのですから、とても使いでがあります。

子育て世代の薬膳ママ達は、育ち盛りのお子さん達が健康で大きくなるために必要な、栄養のある安心安全な食べ物をたくさん食べさせてあげたいですよね。

そこでわたくしも昨日の「こども薬膳レッスン」では、付け合わせの副菜にこの秘伝豆とコーンのカンタンサラダを添えてみようと考えました。

すると、もともと子供達って枝豆が好きなのかな、準備してきた秘伝豆のサラダが入ったタッパを開けたとたんに、子供たちの顔がぱっと輝きました!

作り方はカンタン。

先にご紹介したように秘伝豆を茹で、食品無添物の入っていないレトルトのコーンと、刻んだ赤パプリカを混ぜるだけ。

秘伝豆とコーンのサラダ

大きなスプーンですくって取り分ける準備をしていたのですが、待ちきれないみたい。

もともと枝豆がお好きだったのだと思いますが、それをさらに上回る秘伝豆の旨味は子供さんの舌にもちゃんと伝わります。

ちょっとお味見して頂いたのですが、本番のトマトチキンライスを食べる前からこども達は秘伝豆に夢中。

小さなお手てを伸ばして食べること食べること。

今はこども達が大好きなきれいに着色した食品添加物たくさんの袋入りのお菓子が、スーパーに並んでいる時代。

それでもこんな素朴な家庭薬膳を喜んでもらえるんだと改めて薬膳ライフコーチの方が驚きました。

だから薬膳生活が大好きな子育て世代のママ達にもこんな優れた秘伝豆のような薬膳素材が日本にはあること、知ってほしいなと感じた次第です。

あまり手をかけなくてもさっとおいしいお料理やお菓子作りに使えそうなのが嬉しいですね。

まとめ こども達がパクパク!滋養と解毒のスグレモノ「秘伝豆(ひでんまめ)」

今回は昨日の「こども薬膳レッスン」で想定外にこども達に大好評だった秘伝豆について、薬膳素材として見地からのご紹介しました。

秘伝豆というのは東北の限られた地域で作られている青大豆の一種。

熟しても緑色が美しい乾燥豆をグリーンピースの代わりに手に入れたことから、薬膳ライフコーチはその存在を知りました。

もともとピースご飯の酢飯に代替品として秘伝豆を使ったのですが、あまりの美味しさにビックリ。

大豆は良質な植物性たんぱく質の供給源して滋養にもよいし、浮腫みを解毒するカリウムなどのミネラルやサポニンなどの植物化学成分が豊富。

だから滋養と解毒の薬膳素材として秘伝豆は使えるなあと思ったので、昨日のゴールデンウィークのこども薬膳イベントレッスンにてお子さん達にもお味見して頂いて大好評だったお話しでした。

ゴールデンウイークも残りわずか。

そして週末は母の日がつつく、ファミリーイベントが目白押しの初夏の五月。

薬膳の学びを通じてこども達やお母さん達には心も体も魂もどんどん健やかになって頂きたいと願っています。

薬膳ライフコーチのイチオシ薬膳素材のお話しはいかがだったでしょうか。

わたくしがご紹介する食材たちが、これから薬膳の専門家を志すみなさんの参考になれば幸いです。

須崎桂子けいてぃー♪

参考文献:
須崎桂子著『ナチュラル薬膳生活入門編』
直売所「村山旬の市」
健康通販ドットコム「秘伝豆」

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受講した内容は次の回へとつながっていくので、体験での学びがそのまま基礎コースに生かせます。

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薬膳体験パーソナルレッスンafter

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