【祝!春の薬膳レシピ開発BOOK出版キャンペーン】中医薬膳学に精通した医療従事者も育む薬膳活動

【祝!春の薬膳レシピ開発BOOK出版キャンペーン】中医薬膳学に精通した医療従事者も育む薬膳活動

2022年3月3日

『薬膳生活レシピ開発BOOK Vol.4 春 季節薬膳』を出版。 今回は会員で現役薬剤師のマヤンレメディスト中山絵理さんと一緒に手がけました。 だからこの本には、化学合成された現代医学のさまざまな医薬品と、それらを実際に服用している患者さまに医療の現場で接しているプロのお話しも含まれています。 当校のミッションのひとつは、「中医薬膳学に精通した医療従事者の大人女性も育てる」こと。 ナチュラル薬膳生活は、現代医学も伝統医学も、それぞれの良い点を掛け合わせて普段の暮らし方から健康を守る《統合医療》の立場を支持しています。 ですから、薬剤師の生徒様と薬膳レシピ開発シリーズを共著することが出来、とても嬉しく思いました。 春の季節薬膳レシピ開発BOOK たとえお医者様にかかっていて薬を服用していても、飲食出来ない重篤な病気やファスティングが必要な症状でない限り、毎日の食事は欠かすことはできません。 でも食事が不調の予防やケアに合っていないレシピだったら、せっかくの薬の働きが半減してしまう可能性があります。 もし不調の治療を受けていたら、改善に役立つ食事を摂って早い回復をサポートするのが理想的ですよね。 現代医学の治療を受けているとき医療従事者の中に、必要に応じて患者さんの食事の悩みにも応えられる食事療法の専門家がいらしたら心強いと思いませんか?

今回は今日出版した電子書籍『薬膳生活レシピ開発BOOK Vol.4 春 季節薬膳』が、中医薬膳学に精通した医療従事者も育てる当校の薬膳活動につながっているお話しです。 まず当校が主宰するナチュラル薬膳生活文化普及協会が監修する『薬膳レシピ開発BOOK』シリーズとはなにか。 現役の薬剤師が現代医学の知識と経験を生かしてなぜ仕事に薬膳を生かそうと挑戦しているのか。 そしてお祝いに行っている春の出版記念キャンペーンをご案内します。

『薬膳レシピ開発BOOK』シリーズとは

『薬膳生活レシピ開発BOOK』は薬膳ライフコーチが監修・編集・校正の全てを責任を持って行っている電子書籍です。 電子書籍の初版は2021年8月8日開校14周年の夏。『薬膳生活レシピ開発BOOK Vol.1 夏 季節薬膳』です。

薬膳レシピ開発BOOK Vol.1 電子書籍の表紙

コロナ禍にあって柏本校サロンに通学で通われる生徒さまがほとんどいなくなり、自分だけでなく社会のすべてのビジネスが危機的な状況に陥っていた2020年の春。 電子書籍を自分で企画出版する方法を学び始めました。 未知のウイルスに対する恐怖感が世界中の人々を襲い、今よりもずっと人々が心も体も魂も未来への不安で委縮していたパンデミック初期の頃です。 それまで当校では既に薬膳コースの本格的な公式テキストをこれまで2冊出版して、中医学に基づく薬膳学を本格的に教えてきました。 でも一般の人達や初心者に分かりやすい薬膳レシピ例のカラー写真がたくさん入った超入門のテキストは、まだ世に出せていませんでした。 薬膳は食事で不調を予防ケアするので、レシピ例となる料理をカラー写真で魅せる紙の本を出版しようとすると、グラビアカラー印刷のページが多いので高額な費用がかかります。 一方、電子書籍の出版形式はさまざまありますが、漫画を出版するときに使うのと同じソフトで画像データをアップロードする方法を使えば、そのままカラーのきれいな本が作れるのが分かりました。

脱水症状を予防ケアする夏の季節薬膳スイカとトマトのチキンサラダ

ならば薬膳レシピ例や薬膳素材となる食材をカラーで眺めて楽しみながら、読者や生徒さん達が楽しく薬膳レシピを自分で開発できるようになるテキストを創りたい! 電子書籍の出版方法を理解できたおかげで、薬膳スクールを開校して以来、ずっと願っていた薬膳レシピ例の料理をたくさん含んだ本を実現する機会が来たのを直感しました。 以来今日まで、まずは五行の季節薬膳すべてを揃えるのを目標に、うち4つの季節の電子書籍を出版しました。 『薬膳生活レシピ開発BOOK Vol.1 夏 季節薬膳』 『薬膳生活レシピ開発BOOK Vol.2 秋 季節薬膳』 『薬膳生活レシピ開発BOOK Vol.3 冬 季節薬膳』 『薬膳生活レシピ開発BOOK Vol.4 春 季節薬膳』 薬膳レシピ開発BOOK夏秋冬春

薬剤師の生徒さまが『薬膳レシピ開発BOOK』プロジェクトに込めた想い

それぞれの『薬膳生活レシピ開発BOOK』第4章には、出版プロジェクトに関わった共著の皆さんの想いが綴られています。 今春のVol.4 春 季節薬膳にも薬剤師マヤンレメディストとして活動を始めるご予定の現役薬剤師、中山絵理さんがご自身の2つの薬膳レシピ例に関連して想いを語ってくれました。 マヤンレメディストはマヤ暦に基づいて宇宙からのメッセージをひも解き、人が幸せに現世を過ごせるよう伴走する療法家。 医療従事者としての知見と先人の叡智を融合して人生をより豊かにしたい人々のお手伝いを始めます。 その活動の一環として、肉体生命を保っていくために必要な食のガイドラインとして「薬膳」の考え方を選ばれました。 『薬膳生活レシピ開発BOOK』第2章には、その季節特有の不調を予防ケアする20の薬膳レシピ例が収載されています。 絵理さんは収載したご自身のレシピのひとつ「レモン香るジャスミンゼリー」のレシピ誕生秘話と、「プロジェクトメンバーへの想い」を通じて、薬に頼り過ぎずに食事もうまく使ってイノチの質を守る生き方を伝えたい、その想いを語ってくれました。

レモン香るジャスミンゼリー

春のイライラ心をよい香りで予防ケアするこのレモンとジャスミンの薬膳には、ご実家のお父さまが育てて今年のお正月にくださった有機栽培のレモンが使われているとのこと。 だから農薬の心配をせずに薬膳素材のレモンを皮ごと使い柑橘類の芳香成分をしっかり抽出したそうです。 実は薬膳ライフコーチも『薬膳生活レシピ開発BOOK Vol.4 春 季節薬膳』の出版の少し前まで知らなかったのですが、お父さまは1年くらい肺がんを患っていらしたそうです。 わたくしも20年近く前に父を肺がんで亡くしたことが薬膳の仕事を始めるきっかけでしたので、絵理さんとのご縁に亡き父から託された何かメッセージを感じました。 お正月には小さなお嬢さんもつれて実家に戻り、家族そろってお父さまも元気に過ごされたそうなのですが、その後2月に入って容体が急変。 絵理さんがご実家のレモンの薬膳レシピを載せた、初めての著作を世に出す少し前に旅立たれました。 薬局のお仕事と子育てをこなす中、ご実家にお見舞いに行き来しながら、ご自身が担当するページの執筆を〆切に間に合わせて出してくださっていた絵理さんのバイタリティー。 どう考えてもものすごいエネルギーレベルの高さに敬服してしまいました。 おひなまつり3月3日の魚座新月には、春バージョンのレシピ開発BOOKを出したいという夢の一翼を、しっかり担ってくださって心から感謝しています。 お父さまはご実家のご家族の並々ならぬ努力があり、最期は病院ではなくお家に帰らせてもらって家族に見守られながら静かに息を引き取られたとのこと。 お父さまはきっと天国から、医療従事者としての知見にマヤ暦や薬膳を融合して人々の心・体・魂を癒す仕事を始められる絵理さんを応援してくださることでしょう。

中医薬膳学に精通した医療従事者も育てる『薬膳レシピ開発BOOK』プロジェクト

この出版プロジェクトに参加する意義は受け身で講義を受ける薬膳の学び方とは異なり、自ら積極的にレシピ開発に取り組み社会に貢献するところにあります。 学んだことをすぐにアウトプットする学びのスタイルは、学習定着率がとても高いことは「アメリカ国立訓練研究所」のリサーチに基づいた仮説で知られています。

ラーニングピラミッド仮説

絵理さんは今回『薬膳生活レシピ開発BOOK Vol.4 春 季節薬膳』プロジェクトに参加したことで、中医薬膳学に精通した医療従事者への道を大変早いスピードで進んでいます。 それは自分も人も自分自身が興味を持つ得意分野で幸せにしたい、充実した人生を送りたい、人生のミッションを全うしたい、という思いが強いからなのだと感じています。 せっかく薬膳生活を勉強しても講義だけでは、薬膳レシピ開発力が身につくことはほとんどありません。 上記の仮説をご覧頂くと分かる通り、学習定着率は講義や読書だけでは、5~10%に過ぎないのです。 そんなことにならないように【前期】薬膳基礎コースと【後期】薬膳応用コースでは、受講生の皆さんにご自身が開発した薬膳レシピの課題をお互いにディスカッションして頂いています。 自分がどのような意図を持って薬膳レシピを開発して、それが食べる人の心と体にどのように生かされ、不調の予防ケアに役立つのか、説明や実践ができるようになるためです。 その学習スタイルをさらに加速させるのが『薬膳生活レシピ開発BOOK』出版プロジェクトへの参加の機会なのです。

まとめ【祝!春の薬膳レシピ開発BOOK出版】中医薬膳学に精通した医療従事者も育む薬膳活動

今回は、今日出版を叶えた『薬膳生活レシピ開発BOOK Vol.4 春 季節薬膳』プロジェクトに参加された受講生の薬剤師マヤンレメディスト中山絵理さんの実践を例に、この電子書籍が中医薬膳学に精通した医療従事者も育む薬膳活動でもあることをご紹介しました。 『薬膳レシピ開発BOOK』プロジェクトは季節薬膳をテーマに五行全部を揃えるのを目標に、昨年の夏から始まりました。 今回の春バージョンを加えると既に4冊の出版が叶いましたので、次の梅雨バージョンの出版で目標はめでたく達成となります。 ただし、電子書籍の出版はあくまで「ナチュラル薬膳生活」を地球上に広めて自分も人も幸せにする大きなゴールの一部にすぎません。 こうして、医療従事者に限らず薬膳の専門家を目ざして学びたい大人女性の皆さんと手を携えて、仲間たちと助け合い、さまざまなカタチで薬膳レシピ開発力を磨く機会を設けています。 薬膳は料理ではなく中医学に基づく食事療法。その神髄がひとりでも多くの方々に届いて健康な食と暮らし方が広まりますように。 ナチュラル薬膳生活カレッジでは薬膳レシピ開発力を備え、現代の生理学や栄養学の知見も組み合わせて活躍したい、薬膳の専門家を育成しています。 この度の『薬膳生活レシピ開発BOOK Vol.4 春 季節薬膳出版に際して、の電子書籍出版記念キャンペーンを行っております。詳細はこちらからご参照ください。