今日は柏本校サロンにてZOOMオンラインの【前期】薬膳基礎コース「理論レッスン」でした。 薬膳素材の分類の中から今回は体を滋養する食材の数々にフォーカス。 薬膳レシピ開発に使われる食材はあまりにもたくさん種類があるので、こちらの薬膳スクールでは生徒さまが理解しやすいように、4つに大分類しているのですね。 その中から気(き)や血(けつ)などをチャージする主な食材を中医学の見地からご紹介。 日本薬局方に生薬として収載されているため、薬機法の見地から調理実習では直接扱っていない薬膳素材についても触れました。 それから、生徒さまが提出したばかりの「胃腸にやさしい薬膳レシピ開発」について、ご一緒にディスカッション。 出版を予定している電子書籍『薬膳レシピ開発BOOK』の梅雨バージョンにピッタリな薬膳処方ですよね、と意見が一致しました。
薬膳レシピ開発の実力をあげて来た生徒とご一緒に次回の電子書籍出版プロジェクトが早くも始動したお話しです。 こちらの薬膳スクールに付随する協会が責任を持って監修している電子書籍の出版構想シリーズ、次回出版となる梅雨の季節薬膳のレシピ開発テーマ、協会の会員でもある生徒さまが開発した胃腸にやさしい薬膳レシピについてご紹介いたします。
目次
電子書籍『薬膳生活レシピ開発BOOK』シリーズ出版プロジェクトとは。
電子書籍『薬膳生活レシピ開発BOOK』シリーズは、ナチュラル薬膳生活普及協会が監修して「ナチュラル薬膳生活Ⓡ」のメリットを会員の皆さまとともに世の中にお伝えしている出版プロジェクトです。 現在進行しているプロジェクトは、中国古代哲学の五行説に根差している五つの季節の薬膳レシピ開発の基本を分かりやすく解説した超入門書の出版。 昨年2021年8月から今年3月までに『薬膳生活レシピ開発BOOK』シリーズの五行の季節薬膳は、Vol.1~4、夏、秋、冬、春と四つの季節の出版を果たしました。 中医薬膳学に照らすと五行の残る最後の一冊は、梅雨どきの食事療法をテーマにした薬膳レシピ開発。 5月30日の出版予定は既に決まっています。 ナチュラル薬膳生活カレッジ柏本校サロンの生徒さまは、このプロジェクトを手掛けているナチュラル薬膳生活文化普及協会の会員さまでもあります。 今日の薬膳レッスンを受講した生徒さまが梅雨の企画にも参加をお決めになったこともあり、本日から具体的に梅雨の季節薬膳レシピ開発BOOK出版プロジェクトが始動しました! 「ナチュラル薬膳生活」を身に付けるメリットは、薬膳の食事療法を中心とした暮らし方で健康から生まれる幸せを享受できること。 そしてその幸せを社会に向かって自信を持って発信する「レシピ開発力」さらには「レシピ提案力」を磨き続けられること。 会員さまにはこのプロジェクトに共著者として寄稿することで社会の健康増進に貢献しながら、自分自身の薬膳レシピ開発力を早いスピードで磨けるチャンスが開かれています。 『薬膳生活レシピ開発BOOK』シリーズはもともと、超初心者の読者さまに向けてやさしく書き始めた電子書籍。 とは言え、本格的な中医薬膳学に根差した薬膳レシピを自分で考えて考案できるようになりたい人のための専門テキストです。 薬膳歴およそ15年のベテラン薬膳ライフコーチの共著者として名を連ねることで、履修しているうちから、もちろん修了後も末永くご自身の薬膳レシピ開発力を世に示せる他に類を見ない価値があるのです。 コロナ禍の恩恵(?)により地球規模で情報通信網が急速に発達したおかげで、当校の協会は小規模ながら海外も含め千葉県柏市から遠い国内外に会員さまがいらっしゃいます。 薬膳スクールを修了された後も認定資格の取得の有無に関わらず、「ナチュラル薬膳生活」を学んだ大人女性の皆さんはずっと会員の仲間たち。 当協会では会員さまの種別によってご要望や必要に応じ、修了後も薬膳の専門家としての活動をサポートする体制を整えています。 例えば数年前にナチュラル薬膳生活を修了後して認定資格を取得した認定資格会員のお一人もこの一連の電子書籍出版プロジェクトで、ふたつの薬膳レシピ例を寄稿してくださいました。 現在はテーブルデザイン講師として活躍している「くらしって主宰みうらひろこ先生」で、薬膳レシピ開発力を駆使して考案したメニューを基調に四季折々の食空間をプロデュースなさっています。
「そら豆」で胃腸の薬膳にも、こども薬膳にも、梅雨の季節薬膳にも。
今日受講した生徒さまのが寄稿する薬膳レシピは「そら豆」を主たる薬膳素材に開発したカンタン美味しい和風薬膳です。 薬膳は陰陽五行説で有名な中国古代哲学から生まれた中国伝統医学(中医学)の食事療法。 その中医学の自然観では湿度が高くなる梅雨時になると、消化吸収を担う臓腑の機能が低下しやすいと言われています。 一般的には消化器官は総称として「胃腸」と呼ばれていますが、生徒さまの薬膳はまさに胃腸にやさしい仕上がり。 『薬膳レシピ開発BOOK Vol.5 梅雨 季節薬膳』には、この時期の典型的な4つの不調に対するレシピを収載します。 今日の薬膳理論のレッスンでは生徒さまとのディスカッションを通じて、そら豆の一品は「梅雨の胃腸のトラブル」を予防ケアする薬膳レシピ開発例に加えることになりました。 レシピ名は今のところ「そら豆の和風ポテトサラダ(仮称)」です。 中医薬膳学には、「異病同治(いびょうどうち)」という考え方があり、あるひとつの処方が他のいろいろな不調のケアにも役立つ場合があることを意味しています。 「そら豆の和風ポテトサラダ」はそんな異病同治の薬膳レシピ。 そら豆は浮腫みの改善や消化器系統の働きを健やかにする薬膳素材。 このそら豆を消化吸収がよくなるように柔らかく茹で、胃腸に負担をかけないように薄い味付けて自然の甘味を生かして仕上げています。 生徒さまは小さいお子さんがいらっしゃることから、ご家庭で実際に開発している薬膳はすべて消化器官の発達がまだ十分でない幼児が消化吸収しやすいお料理ばかりです。 ですから、こちらの薬膳レシピは「胃腸をいたわる薬膳」にも「こども薬膳」にも「梅雨の季節薬膳」にも応用が利く処方になっています。 お話ししたとおり季節薬膳レシピ開発の本にはその季節の典型的な4つの不調に対する調理例を収載しています。 次回出版する梅雨バージョンにはこの生徒さまのレシピとともに、下記の4つの不調のカテゴリーに分けて薬膳を紹介する予定でおります。 「そら豆の和風ポテトサラダ」は「梅雨の胃腸のトラブル予防とケアの薬膳」に収載することになります。
★【梅雨の季節薬膳レシピ例 4カテゴリー】
現在はまだ出版の企画中のためこれらの不調のカテゴリーや名称は変更されることがありますので、ご了承ください。
まとめ【薬膳生活レシピ開発BOOK】梅雨の季節薬膳プロジェクト始動!胃腸ケアにも応用を。
今回は5月30日双子座新月に出版する予定の電子書籍『薬膳レシピ開発BOOK Vol.5 梅雨 季節薬膳』のプロジェクトが今日から始まったことについてご案内させて頂きました。 この書籍に共著者として寄稿することを決めた生徒さまの薬膳レシピ「そら豆の和風ポテトサラダ」にフォーカス。 このレシピに使われている薬膳素材と調理法が、梅雨の時期に起こりやすい胃腸のトラブルに対応する食事療法として相応しい理由を解説しました。 そして、この書籍に収載する4つの典型的な冬の不調のカテゴリーとして、ムシムシ感、梅雨冷え、胃腸のトラブル、水太りを設定する予定であることも併せてご案内しています。 これから本格的に会員さま達とともに、執筆・編集・校正の作業に入りますので、出版をどうぞ楽しみにしていてください。 アマゾンキンドル版の電子書籍として出版しましたら、5日間の無料ダウンロードキャンペーンと、この本の活用術オンラインセミナーも予定いたしております。 薬膳の食事療法を必要とする多くの方々に『ナチュラル薬膳生活レシピ開発BOOK』について知って頂き、ナチュラル薬膳生活から生まれる健康と幸せの贈り物をぜひ受け取って欲しいと願っています。