【薬膳基礎コース】《なつめ》生薬にせずに扱える薬膳素材で調理レッスン

《なつめ》生薬にせず扱える薬膳素材

こんにちは。あなたの薬膳レシピ開発力をひきだす薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです。

薬膳ライフコーチ須崎桂子ブログプロフィール

「薬膳を仕事にしているけれど薬機法に気をつけて健康づくりに役立つ薬膳素材をお客様にどう紹介したらいいのだろう?」

「これから薬膳の知恵を仕事に生かしたいけれど、《薬》の文字がついている東洋伝統医学の薬膳素材を法律に従って扱う方法がよく分からなくて将来心配。」

「薬膳のプロになりたくてこれから資格を取りたいけれど、薬膳は薬を使うお料理にならないのかしら?」

薬膳をこれから仕事にしたいと望んでいたり、すでに薬膳を仕事にしていて今もこんな疑問を感じたり、悩んだりしていませんか?

実際に薬膳ライフコーチ自身も呼び方次第で生薬にもなり食品にもなる薬膳素材については、どう扱ったらいいかずっと迷ってきました。

薬膳のプロを目指す大人女性にお届けしている【ナチュラル薬膳生活Ⓡ学び舎ブログ】。

そこで今回はなつめを例に挙げて薬膳基礎コース理論レッスンのひとこまをご紹介。

医薬品的な効果を謳わなければ薬膳レッスンや薬膳カフェで安心して使える薬膳素材についてのお話しです。

食品の薬膳素材なつめのスープで【前期】薬膳基礎コース調理レッスン

ナチュラル薬膳生活専門家養成コースは大きく【前期】と【後期】に分かれていて、どちらもしっかり中医学の理論と調理を学びます。

このうち先日の【前期】基礎コース調理レッスンでは、生薬として漢方薬にも配合されている《なつめ》を使う鶏肉の薬膳スープを紹介しました。

なつめの程よい甘さと鶏肉の旨味が絶妙に絡み合いとても美味しいので、生徒さん達には大好評でした。

なつめと舞茸の薬膳スープ

こんな風になつめは煮出して液体を漉しとって、薬膳ご飯、薬膳スープ、薬膳茶に使いやすい手軽な薬膳素材のひとつ。

日本でも大手のスーパーマーケットの中華食材コーナーで、簡単に手に入るようになりました。

他にもなつめのように煮出して使える食品の薬膳素材はけっこう色々あります。

薬膳基礎コースでは薬膳の目的に応じて、先人の知恵に照らしながらどんな薬膳素材を選んで食事療法をしたらよいかを学びます。

ところで薬膳素材として使える食品と聞くと、使えば使うほど体によいという誤ったイメージを持たれることがあります。

だから薬膳素材のことを社会にお伝えするときにはちょっと注意が必要。

薬膳調理レッスンではこうしたことも学びます。

薬膳調理レッスン20170125

いくら食品として認められている薬膳素材だといっても、一度に食べ過ぎると副作用が出ることがあるからです。

例えば、甘味の摂り過ぎ。

中医学では甘味は体を滋養して潤いを補給するけれど、摂り過ぎると体の中に湿気をためやすいと捉えています。

なつめは甘くておいしい薬膳素材。

しかし、むくみやすい体質の人がたくさんなつめを食べると、甘味の摂り過ぎでむくみがひどくなるかもしれないので注意が必要ということになります。

一方、むくみの問題がなくて体を滋養する必要がある人が程ほどの量のなつめを使って食べる、身も心も喜ぶのを感じられることでしょう。

たまに日本の健康系のテレビ番組で「ココア」など特定の食品の健康に対する働きが放映された次の日から、スーパーマーケットで欠品が相次ぐことがありますね。

でもしばらくたつとその番組を視聴した消費者はココアのことをすっかり忘れてしまいます。

一時的なマスコミ情報の興味でココアを買ったとしても、ふだんから健康のために少しずつ使うことをしません。

だから、ココアの品薄状態が起こった時も、確か数週間でアッと今に解消されてしまったように記憶しています。

こんな風に健康管理に役立つ食品の情報をせっかく手に入れても、生涯を健やかに過ごすのに生かせなかったらもったいないですね。

このため薬膳調理レッスンでは生徒さん達がそうならないよう、目的に応じて自分で考えて適切な薬膳食材を選び、薬膳レシピ開発をできるようにお導きしています。

薬機法への注意点も伝える【前期】薬膳基礎コース調理レッスン

【前期】薬膳基礎コースには、薬膳を将来なんらかの形で仕事に生かしたいプロ志向の生徒さんが多いです。

薬膳の学びをミライに生かす道は薬膳教室の先生だけではありません。

修了生の活躍の例としては、自宅でエステサロンを開業しているオーナーエステティシャンが薬膳レシピ開発力を身につけ、クライアントさまへの薬膳の知識を生かした食事指導をしています。

ですから薬膳のプロ養成所として薬膳教室では、法律上、扱い方や使い方に気をつけないと医薬品とみなされてしまう薬膳素材について、レッスンの際に薬機法への注意点も伝え始めています。

例えば今回の薬膳調理レッスンでご紹介したスープに使ったなつめを例にしてみましょう。

薬膳素材の棗(なつめ)

なつめは普通の食材なのでスーパーで買えますから、薬膳カフェでメニューに取り入れたり、薬膳料理教室で使ったりしても大丈夫。

但し、薬膳のプロとしてすでに活動している人や、これか薬膳のプロを目指したい人は、生薬に該当しそうな薬膳素材を使う場合、国立医薬品食品衛生研究所の『第十七改正日本薬局方名称データベース』を確認するといいですね。

タイソウ国立医薬品食品衛生研究所

注意点としては、このデータベースで生薬かどうかを調べる場合、生薬名を知らないと「ナツメ」と入力しても出てきません。念のため、「本品は・・・」という入力欄に「ナツメ」を入れてみてください。

「タイソウ」という生薬名で「ナツメ」が出てきます。

ここで生薬つまり医薬品として登録されている薬膳素材であれば、食品として扱えません。

ではなぜ「ナツメ」は食品として扱えるのでしょうか。

それはさらに厚生労働省医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)リストを確認すると分かります。

このリストのPDF資料をダウンロードすると、名称:「タイソウ」、他名等:「ナツメ」、部位等:「果実・種子・葉」と記載されていますよ。

医薬品に該当する生薬の薬膳素材はこのリストに載っていれば、医薬品的な効能効果を謳わなければ食品として扱っていいということなのです。

このリストに収載されている生薬の情報は入れ替わることがありますから、ひんぱんにチェックしておく必要があるのですね。

薬膳を仕事に生かしたい専門家、薬膳のプロ、これから薬膳のプロを目指す人は、こうした最新の薬機法に関わる情報を常につかんでおく必要があります。

薬膳で自分も人も幸せにしたい夢を持って薬膳や中医学を学び広く人々に伝える夢があるのなら、転ばぬ先の杖。

こうした法律知識も身につけて薬膳の社会活動をできるように、薬膳ライフコーチは会員さん達に日ごろからお伝えするようにしているのです。

まとめ 【薬膳基礎コース】《なつめ》生薬にせずに扱える薬膳素材で調理レッスン

今回は生薬でもあり食品でもある薬膳素材を薬機法に気をつけながら、薬膳の仕事で紹介するときにどうしたらいいか分からない方のために薬膳調理レッスンのひとこまを紹介しました。

まず最初にナチュラル薬膳生活カレッジの薬膳調理レッスンではどのように生徒さんたちに、薬膳のお話しをしているのか、一部をご案内。

それから、ちょうどなつめを使って【前期】薬膳基礎コース理論レッスンで薬膳調理例の紹介をしたところだったので、なつめを例に薬機法に気をつけるときのリサーチについて説明しました。

薬膳には薬の文字がついているのですが、東洋伝統医学の食事療法であるため、これまで薬膳という言葉を冠して情報発信することは比較的寛容に受け入れられてきました。

しかし、薬膳のプロとして薬膳の普及活動をするにあたっては、法令を遵守することを念頭に薬機法などの関連の法律を知って、薬膳の素晴らしさや情報を伝えるように注意することが以前にも増して求められています。

薬膳の調理レッスンで取り上げた《なつめ》についての話しを例に、特定の食材が医薬品として生薬として扱われているのか、効能効果を標ぼうしなければ食品として認められるのか、疎の見分け方も解説。

なぜ今、薬膳素材が医薬品であるかのような表現を避けなければならないのかについてもお伝えいたしました。

これから薬膳レシピ開発力を身につけて医・食・癒の現場で生かしたい専門家や、薬膳のプロを目指したい大人女性の皆さんのご参考になれば幸いです。

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