【薬膳ライフの運動】食事療法だけで健康は守れないから導引養生功も。

薬膳ライフの運動導引養生功20220125

こんにちは。貴女の潜在的なレシピ開発力をひきだす薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです。

薬膳ライフコーチ須崎桂子ブログプロフィール

今日は午前中、「導引養生功(気功の一種)」と「武術太極拳」のお稽古をみっちり合わせて3時間やってきました。

勤めを辞めて薬膳スクールを開校した頃からスポーツクラブで気功と太極拳を学び始めました。

今では直接気功と太極拳のお師匠さまについて断続的にお稽古を続けながら10年以上になります。

こうして細く長く続けているのは気功も太極拳も薬膳も中医学も、すべて陰陽五行説で有名な「中国の古代哲学」がルーツだから。

そして、薬膳の食事療法だけで健康は守れないからです。

五行説のイメージ

薬膳の専門家を目指す大人女性に届ける【ナチュラル薬膳生活Ⓡ学び舎ブログ】

今回は「ナチュラル薬膳生活Ⓡ」薬膳ライフで、気功や太極拳など呼吸と連動して体を動かす養生法も取り入れて、心・体・魂をメンテナンスしている理由です。

導引養生功とは?セルフメディケーションの医療気功

「導引養生功」は北京体育大学の張広徳老師が代々一族に伝わってきた健康法を研究して作り上げた大学専科の気功法です。

導引は気の流れを促すこと、養生はセラピーのこと。

気功というと気功師に手のひらをかざしてもらって不調を治してもらう治療院のような受け身のセラピーをイメージする方は少なくありません。

でも気功と言っても人にやってもらうのではなく、自分で自分を癒す流派もあることをご存じですか?

導引養生功はその流派のひとつ。

自分自身で「心・息・身」を整えて不調を予防ケアする言わばセルフメディケーションの医療気功です。

導引養生功では「心・息・身」を整えることを「調心・調息・調身」と言います。

医療従事者でない人が他人を癒す医療行為や摩訶不思議なスピリチュアルではありません。

自分で自分の心・呼吸・体の状態を客観的に観察。

そのためにまず、心のざわつきを鎮めます。

立禅(りつぜん)と言って、立ったままの状態で禅のように精神を研ぎ澄ませるのです。

そして、足の先から頭のてっぺんまで細胞のひとつひとつが人体の気(生体エネルギー)のおかげで生命活動を営んでいることを感じます。

さらに自分を取り囲む自然界の気も人体にも常に影響を及ぼしていることを感じて、生かされていることに感謝します。

そのうえで、自然界の雲の流れや月の満ち欠けのように、全体のつながりを感じて、体を部分部分でなく全体を連動させながら健康増進・不調の予防とケア・病気の再発防止を試みます。

下記の画像は導引養生功ではありませんが、そんな大自然の息吹と一体となって自らを癒す気功のイメージに選びました。

海辺の気功のイメージ20220125

大自然の海と雲の渦巻く空に向かって男性が手を伸ばしているさまが、中国古代哲学の「人体は大自然の一部」という宇宙観・自然観を彷彿とさせるからです。

このブログの中では便宜上、気功や太極拳をナチュラル薬膳生活の「運動」にカテゴリー分けしています。

でも気功は例に挙げたように徐々に空を移動していく太陽や季節変化といった自然の運行と同じく、呼吸で体の微細な部分の動きゆったりと合わせていく養生法。

太極拳も武術とはいえ気功に見られる調和の取れた動きが要素に含まれます。

だから起毛も太極拳も本来は、スポーツジムのエクササイズとは異なります。

それに宗教ではありませんが、瞑想のように心の状態を自分で整えるメンタルのトレーニングも行います。

すると間接的に自律神経が整うので、おけいこの後は体内の循環がよくなり心も体もすっきりするのですね。

導引養生功を創設した張老師は壮年期にいろいろな癌にかかったのですが、ご自身で気功を行うことで症状を改善して今でも90歳を超える長寿を享受しているといいます。

導引養生功も「ナチュラル薬膳生活」に生かす3つの理由

ナチュラル薬膳生活では導引養生功も太極拳も行って体の中の循環をよくすることで、命をつないでいる気や血の滞りを防いで健康管理に生かしています。

しかし太極拳は気功のような要素を含むものの、気功とは根本的な違いがあります。

それは太極拳の動きは優雅に見えるけれど、実は見えない敵がいることを想定して戦っている武術だということ。

一方、気功は自分の呼吸と動きで体の中の臓器の働きを調和させ、さらに体の外の自然変化に自らを調和させて健やかな状態を保とうとするのですね。

海辺の気功のイメージ20220125-1

ナチュラル薬膳生活では気功の中でも自ら進んで健やな状態であろうとする導引養生功の特性を3つの理由でライフスタイルに生かしています。

 導引養生功も薬膳ライフに生かす3つの理由

 ★食べ物から効率よく生体エネルギーを作り全身隅々に滞りなく運ぶため。

 ★深部の筋肉を強化して命ある限り自分で動ける体の土台を作るため。

 ★体調に影響を及ぼしやすい心の状態を整えて日々穏やかに過ごすため。

1.生体エネルギーを作り全身隅々に滞りなく運ぶため

ひとつめの生体エネルギーを運ぶつまり循環させる気功の働きは、気を巡らす薬膳素材と併用すると、食事から得られる効果がアップするように感じます。

ナチュラル薬膳生活では、気を補給して全身を巡らせる基本の薬膳レシピ開発の食事療法を「食べる氣功薬膳」と名付けているのですが、導引養生功もまいにち一緒に続けたほうが心も体も喜ぶように感じます。

例えば、気を補給する鶏肉と気を巡らすみかんを使う食べる氣功薬膳の調理例みかんと鶏モモ肉のソテー」はこちらからご参照いただけます。

みかんと鶏モモ肉のソテー

2.自分で動ける体の土台と足腰を作るため

ふたつめの体の土台作りは、ピラティスのような体幹トレーニングにも似ています。

年齢を重ねるごとに立ち姿勢を支える足の筋肉や、体の中の臓器や老廃物がむやみに降りてこないように支える骨盤底筋群が、次第に緩んでくるのは自然の摂理。

例えば薬膳の食事療法では強壮筋骨には「牛肉」、体の中のものが落っこちないように締めておくには粘りのある「もち米」といったように、どんな食材を選んだらいいかガイドラインはあります。

でも食べ物だけで体の屋台骨を強化して股関節が緩むのを防ぎ、筋力を高めて内臓下垂や尿漏れを防ぐには限界があります。

体はある程度は負荷をかけて動かないと骨や筋肉は育ちません。

導引養生功は緩やかな動きに見えても、腰を落として足の骨や筋肉に負荷をかけて鍛えています。

外から見ただけでは分かりませんが、呼吸に合わせて、吸う時には体の深部の筋肉、インナーマッスルに力を入れてぐっと引き上げ、吐くときには緩めるを繰り返して実は結構きついトレーニングになっています。

3.心の状態を整えて日々穏やかに過ごすため

みっつめの日々穏やかに過ごすための心のケアは、自分で心理セラピーをするような効果が得られることです。

薬膳では食べる人の好む香りの食材を食べることで心を癒す処方があります。

先に例にあげた柑橘類のみかんにも良い香りで人の心を癒し気(体内の生体エネルギー)の巡りを高める働きがあるので、漢方薬にもみかんの皮の陳皮が配合されています。

だから自分の好きな香りのよい食材で薬膳を作って食べれば、日々穏やかに過ごすのにとても役立つのは、誰が試しても納得することでしょう。

でも、香りの薬膳だけで心のさざ波を落ち着けるのが難しいくらい、社会生活をしていると精神的に負担がかかる出来事には日々遭遇します。

西洋医学の生理学では穏やかな呼吸が自律神経系を整える効果があることが知られていますが、導引養生功はゆったりと呼吸を続けながら体を自然界の営みに合わせるかのように動きます。

ゆったり呼吸すると、心や体を興奮させる交感神経の高ぶりがおさえられて、リラックスモードの副交感神経のほうが優位になるのは科学的に立証されています。

とかく慌ただしい現代社会、まいにちの生活では交感神経の方が優位になりがち。

だから体を動かしながら瞑想する要素が含まれる導引養生功には、下半身に負荷をかける程よい刺激と呼吸法から得られる緩みがバランスよく含まれているので、心の動きを中庸に保つのに役立つのです。

まとめ【薬膳ライフの運動】食事療法だけで健康は守れないから導引養生功も。

今回は、薬膳ライフコーチがナチュラル薬膳生活で気功や太極拳を取り入れている理由を、特に気功の一種、導引養生功に重点をおいてご紹介しました。

気功には人に癒してもらう受け身の気功と自分で癒そうとする導引養生功のような気功があります。

気功のような動きと呼吸法を使う太極拳もナチュラル薬膳生活では取り入れていますが、太極拳は武術であることから戦いの要素を含む点で気功とは異なります。

導引養生功は自然界の雲や太陽や月の動きのようにゆったりとした動きと呼吸法で心と体を鍛え癒す働きがあります。

ナチュラル薬膳生活では中医学の食事療法である薬膳を中心としたライフスタイルですが、食事だけで健康を守るのは難しいので、以下の3つの理由で導引養生功を取り入れていることについても触れました。

導引養生功を行うことで、食べ物をエネルギーに変えて全身に巡らせる働き、体の土台を強化する働き、心の状態を穏やかに保つ働きがさらに高まるからです。

健康を守るには食事だけでなく自分で自分を癒す気功のような養生法も役立つので、自分も人も薬膳で幸せにしたい大人女性の皆さまの参考になれば幸いです。

参考文献:
須崎桂子著『ナチュラル薬膳生活入門編』
阿保徹著『美・医・食同源 阿保徹の食べる免疫力』

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【前期】薬膳基礎コースの「第0回ナチュラル薬膳生活ベーシッククラス」を、実際のコース同じように受講できるやさしい個人体験レッスンです。

受講した内容は次の回へとつながっていくので、体験での学びがそのまま基礎コースに生かせます。

薬膳の理論と調理を体系的に学べるコースの特徴や、薬膳レシピ「開発力」が必ず身につく学習システムを自分の目でしっかり確かめられるレッスン構成です。

薬膳体験パーソナルレッスンafter

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