こんにちは。貴女の潜在的なレシピ開発力をひきだす薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです。
今日はバクティヨガセンターの「ヨガ講師養成講座」の座学の最終日。
インド哲学思想・現代心理学・呼吸法・アーサナ(ポーズ)・・・すべてをまんべんなく学ぶ内容の濃い1年コースでした。
3月中にもう1回アーサナの実践のレッスンで修了となるので、4月からは「薬膳ライフヨガ」のクラスをスタートします。
今までは「おうちたたみヨガスタジオ」にて、閉じたグループの中でのみ分かち合ってきましたが解禁です^^
ヨガには、肉体から知識のレベルまで、カルマヨガ・ギヤーナヨガ・ラージャヨガ・バクティヨガの4つの道があります。
最終的にはどのヨガの道を進んでも同じ到達点に導かれると言われています。
しかし、その《至高の到達点の状態》にたどり着くまでの手段が異なります。
★カルマヨガの手段は肉体を使う行為や実践。いわゆるポーズをとる方法です。
★ギヤーナヨガの手段は思考。真理を探究する瞑想含む方法です。
★ラージャヨガの手段は心と体のコントロール。八支則と呼ばれる《守るべき事柄》を指針に瞑想から悟りを目指す方法です。
★バクティヨガの手段は慈愛。愛と献身の生き方そのものが方法です。
例えば自分が今でも火曜スポーツジムのスタジオレッスンで行っているポーズをとるヨガは、「ハタヨガ」。これはカルマヨガの一種です。
バクティヨガに至っては体と心のコントロールはもはや必須ではありません。遍在する大いなる存在を喜びと共に無条件で受け入れて生きているからです。
全てのヨガの本来のゴールは柔軟性を高めるとか、心を癒すとか、そういったことではなく、それらは今世での通過点に過ぎません。
わたくしは中医薬膳学の仕事にプラスして占星学と同じようにヨガもライフワークとして、仲間たちと生涯を通じて楽しみながら取り組んでいきます。
怪我しそうなアクロバティックなアーサナ(ポーズ)は出来ませんし、しませんし、柔軟性がものすごく高いタイプでもありませんが、体はもちろん使っていきますね。
食事だけで心・体・魂を健やかに保つのはムリだから。
これから薬膳ライフヨガではこれら4種類のヨガのうち、「現代社会生活における食事・運動・休養の健康3本柱」に役立つ部分を少しずつ取り入れて構築していくつもりです。
だから、ヨガのポーズだけでなくインド思想哲学や中医学の経絡学説のお話しも交えます。
薬膳の専門家を目指す大人女性に届ける【ナチュラル薬膳生活Ⓡ学び舎ブログ】
このように薬膳ライフヨガを始めるにあたって、いきなりサマーディは崇高過ぎますから現世にあって自分が出来るカタチでまず目指したいのが「魂のヨガ」と「食事療法」を掛け合わせて健康を守る養生法。
世の中にはさまざまな食事療法がありますが、当スクールは中医薬膳学が専門。
だからここでいう食事療法は主に「薬膳」の手法で行うことになります。
そこで今回は薬膳生活にヨガを取り入れたい大人女性たちにお伝えすることになる、魂のヨガと食事療法で健康を守る養生法をご紹介します。
魂のヨガと食事療法の掛け合わせ
振り返ってみると魂のヨガと食事療法の掛け合わせは、バクティヨガセンターでヨガ講師養成講座に通う前から薬膳ライフコーチの生活の一部でした。
スポーツジムでのヨガとともに、中医学の流れを汲む導引養生功という気功の一種をお師匠さまについて10年以上細く長く続けています。
導引養生功で本来の気功は他人に不調を治してもらうセラピーではなく、自分で心・体・魂を修練するセルフメディケーションなのを体得していきました。
薬膳ライフコーチの気功はまだ気功体操のレベルなので決してうまくはありません。
それでも・・・
★人間の肉体は現世でまとっているレンタル衣装のようなもので、いずれ脱ぎ捨てて旅立つ運命にあること。
★その肉体は呼吸を通じて、体の内側である小宇宙の気と体の外側である大宇宙の気を交換させながら、生かされていること。
★気功は現世に命あるうちは健やかに過ごせるよう、呼吸に合わせてまるで宇宙遊泳のように体を動かし、循環を良くして臓腑の働きを促進すること。
★それだけでなく、心つまり感情の動きは体に良くも悪くも影響を及ぼすので、心を整えるのが健康の秘訣であること。
★人間は不滅の魂の存在であり、現世で心と体を修練した後もずっと成長を続けるようにプログラムされていること。
気功のお稽古を通じてこうした気功の目的や世界観知るにつれ、それはヨガでもほとんど同じなのに気づくこととなりました。
ですから、ヨガをスポーツジムや自宅のおうちたたみヨガスタジオで行う時も、魂の成長のためにヨガを行うようになっていたのですね。
この世の中に肉体を持って生まれてきた限りは、体を大切に使ってあげないと健康は守れません。
だから、魂が健やかに成長し続けられるように、心や体をヨガと薬膳で上手にメンテするのはとても良いメソッドだと気付いいていたのです。
このためバクティヨガセンターで、本格的にヨガ思想哲学を学ぶうちに「魂のヨガ」という発想が生まれました。
そして、中医学から生まれた気功には同じ考え方から派生した薬膳があるように、インド思想哲学から生まれたヨガにも食に関して、「食べるヨガ」があるのも知りました。
インドの思想哲学は宗教との境目があいまいで、一般に言うカミサマ、大いなる存在、創造主を「クリシュナ」と讃えて感謝します。
食事はクリシュナに感謝して自分が食べる前に捧げるお祈りを唱えて料理するので、味見をしてはいけないという決まりになっています。
そして、クリシュナに感謝を捧げるお祈りが終わってからやっと口にするその食事は、「プラサーダム」と呼ばれています。
プラサーダムにはお米を柔らかく炊いてターメリックやナッツなどで味付けしたお粥のような主食や、辛くないカレーなどがあります。
それらは、とても美味しくて消化器系統をいたわる薬膳になるな、と嬉しい驚きでした!
しかも結構ボリュームたっぷりなのです。
プラサーダムはヨガの先生たちのスタジオでレッスンの合間に何度か頂いたのですが、動物性の食材を使いません。
食べる人の健康を守るのに必要な食材であれば、薬膳素材として一般的な食品を使って開発する薬膳の食事療法とは、食に対する解釈がだいぶ違うのです。
薬膳ライフコーチとしてはヨガの食事に対する考え方をどう捉えて薬膳ライフヨガに生かそうか。
実は思案中。
でもそれは徐々に、魂が喜ぶ方向に進めて行けばいいかなと、「執着」や「疑念」は手放して、自然体で始めてみようと思っています。
ヨガが生まれたインドには、美味しい「チキンサグ」という鶏肉とほうれん草のカレーもあることですし^^
薬膳ライフヨガのときにもし、軽いランチも一緒に楽しむならば、その内容はプラサーダムに準じてということでもいいかもしれません。
まとめ【薬膳ライフヨガ】魂のヨガと食事で健康を守る養生法
今回はナチュラル薬膳生活にヨガも取り入れて、食事とともにインドの思想哲学で心・体・魂を健やかにする「薬膳ライフヨガ」を始めたいと思っていることを綴りました。
薬膳ライフコーチはもともと導引養生功という気功を学んでいるので、健康を守るのには心・体・魂をトータルにケアする必要があると感じていました
そしてヨガには気功と同じように人間の心・体・魂をとらえる見方があることに気づくようになりました。
ヨガ講師養成講座で本格的にヨガを学んでみて、人間は現世で体を一時的に身に付けた衣のように捉えていることを知ります。
そして現世を離れる時には、その衣は脱ぎ捨てて行かなくてはならないこと。
でも、現世で生きている以上は永遠の存在であるわたくし達人間の本体である魂の成長の修行のために、心や魂を健やかに保つ必要があるのだと理解しました。
中医学でも心の激しい動きは体の働きに支障を来すと言われているので、この考え方はすぐに腑に落ちました。
これまで実践してきた気功や薬膳やヨガのメソッドが融合することで、自分も人も幸せにする「薬膳ライフヨガ」を少しずつ創り上げていくことができそうです。
ヨガの食事は薬膳と違い動物性の食品を摂らないというルールや、そのほかにもまだ学んでいない様々な食のルールがありそうです。・
でも、ヨガ思想哲学で学んだ精神性の部分で培ったマインドが出来上がっているので、そのくらいで悩むことはありません。
まずは実践してみて、心・体・魂が喜ぶやりかたで世の中のワンネスに貢献する方向に進んで行けばよさそうです。
薬膳は中医学に基づく食事療法ですが、類似したインドの東洋思想から生まれた「食べるヨガ」なども研究して、よいところは人・時・場所に合わせて取り入れていくのもよいかもしれません。
中医学ではこれを、因人・因時・因地(三因制宜)と言います。
ナチュラル薬膳生活ではこのように、大人女性の心と体の健康管理に役立てる暮らし方を楽しくお伝えしています。
これから薬膳の専門家として同じ志を持ち、自分も人も薬膳で幸せにしたい大人女性の皆さまの参考になれば幸いです。
薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃー♪