【薬膳のプロ登竜門】初心者でも「麻婆アスパラガス」で薬膳レシピ本の著者デビュー

【薬膳のプロ登竜門】初心者でも「麻婆アスパラガス」で薬膳レシピ本の著者デビュー

2021年11月30日

学びの一環として薬膳レシピ本の出版プロジェクトに「麻婆アスパラ」を寄稿して著者デビュー間近。 薬膳レシピ本プロジェクトへの参加は初心者にとって【薬膳のプロ登竜門】とも言えるチャレンジです。 このチャレンジをやり遂げた香余さんが寄せてくれたプロジェクトへの想いを分かち合います。

薬膳のプロ登竜門として出版物に自分のレシピを載せる挑戦

香余さんが薬膳ライフコーチと一緒に薬膳レシピの出版に挑戦しようと決意したのは2か月前のことです。 コロナ渦中だからこそ会員さんたちと夢を育てたくて、薬膳ライフコーチが運営するナチュラル薬膳生活カレッジ文化普及協会では、『薬膳生活レシピ開発BOOK』季節薬膳シリーズを夏・秋・冬と出版続行中。 香余さんが薬膳基礎コースに入学を決めた頃はちょうど、冬の季節薬膳レシピ開発BOOKの大枠を決めていたときでした。 もともとご実家が地域密着型の台湾料理店を経営なさっていて、薬膳のプロとしてその一翼を担いたい夢を伺ったばかり。 小さなお子さんを二人育てている最中なので、美大卒後からグラフィックデザイン事務所で働いていたキャリアを生かし、今は在宅フリーランスで仕事をこなすプロでもあります。 仕事と家庭を両立しているかっこいい大人女性だなと今の暮らしを伺って感じました。 しかしご本人は、台湾人の両親を持って生まれた宿命と自分の個性を生かして「自分にしかできない何かをしたい!」という魂の願いが内側からここのところ急にこみあげて来ていたらしいのですね。 台湾の提灯祭り 実は子供の頃はお母さまが営む台湾料理店や台湾が自分のルーツなのを、自分の未来のキャリアに生かそうと考えていなかったとのこと。 10代・20代と自己実現を目指し、東京に出て印刷物のデザインを手掛けるプロになりモーレツに働いていたそうです。 でも数年前に結婚して子供さんが出来たら自分のアイデンティティが母の顔メインになっているのに、自分の中では違和感があったらしいのですね。 妻であり、母であるだけでなく、自分の個性が光るキャリアを持つ大人女性になりたいというこみあげる願い。 そんな中、見過ごしていた台湾人の血を引く自分の個性を改めて見直し、母親の中華料理店に若い自分のアイデアで新たな風を吹き込みたいという気持ちが芽生えてきたそうなのです。 すると降って湧いたように「薬膳できる☆」と魂の声がどこかから聞こえてきたのだとか。 そこで薬膳を急に知りたくてたまらなくなったそうなのですが、もちろん学ぶ目的はプロになるための学び。 だから、薬膳の源、中医学の基礎理論もきちんと習えて、薬膳レシピ開発も出来るようになるカリキュラムに魅力を感じてくださったそうです。 ご実家には「医食同源」という掛け軸があったと記憶している香余さん。 だから、中国の人たちが綿々と家庭の医学で引き継いできた薬膳に繋がる知恵は自然と身に付いています。 でも、中国の人たちでさえ体系的に中医学理論を学んでいないと、シチュエーションに応じてさっと薬膳を処方するのはとても難しいものです。 しかも陰陽五行説のような中国の古代哲学については、聞いたことはあってもぼんやりしたイメージで、細かく学んだことがないそうなのです。 五行説のイメージ だから、中医学の基礎理論を一から学びながら、並行して『薬膳生活レシピ開発BOOK』冬バージョンに一緒に取り組みました。 本場中国の方でも中医診断学に基づいて自在に薬膳レシピを開発するには、中医学の基礎理論や薬膳素材の分類体系を知らないとなかなか出来ないものです。 そこで『薬膳生活レシピ開発BOOK』は、どんな読み手の方にも分かるよう超初心者向けに、難しいと言われる薬膳の組み立て理論を「魔法の3ステップ」というやさしいフォーマットに置き換えています。 逆に執筆で寄稿する書き手にとっては、薬膳理論の理解と普通の料理を薬膳に変換する力が試される薬膳のプロ登竜門のプロジェクトではあります。 ですから出版に際しては、薬膳ライフコーチが責任を持って編集・校正・監修してから世に出すGOサインを出します。 薬膳生活出版プロジェクトは参加者が経験を通して、薬膳のプロとして活動を始めるのに実践的な学びを得る機会。 薬膳の社会普及に早くから取り組むことで薬膳のプロとしての早くから自立できるように支援する仕組みが確立しているのです。

辛さの調節で応用が利く冬の季節薬膳「麻婆アスパラガス」

香余さんが12月4日出版『薬膳生活レシピ開発BOOK』Vol.3 冬 季節薬膳に寄稿したいお気持ちを伺えたので、早速行ったのは薬膳ライフコーチングの聞き取り。 得意な家庭料理を伺いましたらやはり中華料理の麻婆豆腐。 でもそれは定番の辛~い麻婆豆腐ではなく、愛するお子さん達のために配合を甘めに調節した香余さんのオリジナル定番レシピ。 お子さん達にとってお母さんの愛情たっぷりの思い出の味になるであろう家庭の定番料理です。 そのレシピを香余さんと相談して冬の季節薬膳にふさわしくアレンジすることに。 冬の典型的な不調のうち冷え性を予防ケアする薬膳「麻婆アスパラガス」としてレシピを開発することが決まりました。 麻婆アスパラガス 季節薬膳シリーズにはその典型的な不調を4種類のカテゴリーに分けて薬膳レシピ例を紹介しています。 各カテゴリーには5つずつレシピを紹介しているので、1冊ごとに20レシピ例を収載して解説。 冬の季節薬膳のレシピ開発BOOKではカテゴリーを下記の4つに分けました。 この中で香余さんのレシピは冬の冷え性を改善する処方として生まれ変わることになったのです!

冬の冷え性の予防とケア   ※麻婆アスパラガスをここに収載 冬のカサカサ肌予防とケア 冬の循環不足の予防とケア 冬カゼの予防とケア

『薬膳生活レシピ開発BOOK』ではカテゴリー分けされた薬膳の目的にそってレシピごとに、薬膳の魔法の3ステップ①不調の症状➡②タイプ分け➡③薬膳の対策をやさしく解説しています。 だから、完成形の薬膳の料理がなぜ、特定の薬膳食材と調理法を使って作られたのか、その理由が手に取るように分かるようにしてあります。 そのうえで、材料・作り方・補足ポイント・薬膳レシピ解説・レシピ誕生秘話も掲載しています。 「麻婆アスパラガス」は、冷え性の予防とケアが目的なので、温まるように辛い唐辛子がベースの豆板醤が入っているレシピで処方をご紹介しています。 中医学に基づく家庭薬膳の食事療法のいいところは、目的に合わせて自分で考えてレシピを作り手が柔軟にアレンジできること。 もし、冬の子供薬膳にアレンジしたければ、刺激の強い豆板醤は減らすか使わないか、お子さんの年齢や好みによって分量を変えることが出来ます。 冬のカサカサ肌予防とケアにアレンジしたければ、やはり皮膚刺激の強い唐辛子を避けたり、辛味で発散する生姜を少なめにするといった工夫が可能です。 それにアスパラガスにはヌルヌルした成分が入っているので、乾燥を伴う冬のカサカサ肌対策にもアレンジできますね。 中医営養学では生姜のような発散系の辛味には体内の気血の循環をよくしたり、体を襲ってくるカゼのような外的を吹き飛ばす働きがあると言われます。 ですから、発熱のある場合は刺激のある唐辛子を減らしたり、仕上げに生姜の千切りをプラスすれば、循環の改善冬のカゼ予防に応用が利く処方に仕上がっているレシピなのです。 「麻婆アスパラガス」を含む冬の季節薬膳の全レシピ20例の詳細については、12月4日から8日までAmazonで『薬膳生活レシピ開発BOOK』出版記念無料ダウンロードキャンペーンを行いますので、どうぞご活用ください。

まとめ 【薬膳のプロ登竜門】初心者でも「麻婆アスパラガス」で薬膳レシピ本の著者デビュー

ナチュラル薬膳生活カレッジ柏本校サロンでは、生徒さまの薬膳レシピ開発力を伸ばすのをとても大切に考えています。 その活動やレッスンの一端をお伝えすべく今回は入学したばかりの生徒さまが、来月出版する『薬膳レシピ開発BOOK』Vol.3 冬 季節薬膳に参加して、冬の冷え性の予防とケアの薬膳「麻婆アスパラガス」を自分で作り上げたストーリーをご紹介しました。 薬膳レシピ本に自分で開発したレシピを載せて自分で働きを確かめ、処方の理論をやさしく読み手に説明するスキルは薬膳のプロ登竜門として得難いチャンスになります。 こうして薬膳レシピ本で最初の著者デビューを果たしたら、これからも自分の個性を発揮したやり方で台湾料理店に薬膳のエッセンスを加えるなど、自分も人も幸せにするビジネス活動を展開してくださったら嬉しいです。 「麻婆アスパラガス」を含む冬バージョンは12月4日に電子書籍出版なので、出版記念無料ダウロードキャンペーンを行う予定です。 冬の季節薬膳レシピ開発BOOK また改めてご案内いたしますので楽しみにしていてくださいね。 具体的に薬膳レシピ開発のキモがどのように紹介されているのか既刊の『薬膳生活レシピ開発BOOK』シリーズをご覧になりたい場合は、既刊のVol.2秋の季節薬膳をご参照ください。

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