最終回【柏売店舗】蓮蓉茶樓物語6笑顔の売買契約そして横浜のZOOM薬膳スクールへ転生

最終回【柏売店舗】蓮蓉茶樓物語6笑顔の売買契約そして横浜のZOOM薬膳スクールへ転生

2022年10月21日

家族との幸せな家庭生活を優先して千葉県の我孫子から神奈川県の横浜に移転するため、千葉県柏市で14年間営んだオシャレな薬膳教室の店舗物件をよい方にお譲りしたいという願いが想像以上に早く叶うことに。

第5話でご紹介したステキなご夫婦と今日の午前中に横浜から柏の不動産やさんに来て、笑顔で売買契約を結んだからです。

ずっと手をかけて改装と修繕を重ね、生徒さん達に心地よい学び環境を整えようと育ててきたこの建物です。

午後から室内や設備を改めて買主さんのステキなご夫婦にご案内してよろしくお願いしますと未来を託しました。

そしてその後、夜遅くまでひとりで蓮蓉茶樓ハウスのサロン内で明日レッスンの後で販売する備品や商品の整理。 明日はハロウィンのコスプレ撮影会を生徒さん達とする予定なので、写真の自動撮影の試し撮りなど楽しく準備をしました。

蓮蓉茶樓ハウス売却前のハロウィンのコスプレ撮影準備

この経緯の第1話は、「【売店舗】蓮蓉茶樓物語1家賃を気にせず柏でカフェ・料理教室・サロンを開きませんか」でご参照いただけます。

第2話は、「【柏売店舗】蓮蓉茶樓物語2「オルフェウスの窓」喫茶店から薬膳教室そして未来への居抜き物件」でご参照いただけます。

第3話は、「【柏売店舗】蓮蓉茶樓物語3副業が当たり前になった時代の夢を叶える拠点に」でご参照いただけます。

第4話は、「【柏売店舗】蓮蓉茶樓物語4生徒さまに愛されたデザイナーズキッチン譲ります」でご覧いただけます。

第5話は、【柏売店舗】蓮蓉茶樓物語5大切に教室を使ってくれる人に会うためのプロカメラマン撮影でご覧いただけます。

そしてこの第6話「【柏売店舗】蓮蓉茶樓物語6笑顔の売買契約そして横浜のZOOM薬膳スクールへ転生」で最終回。

先にお話したとおり売買契約を締結。引渡し決済日がいよいよ11月18日に決まったからです。 ナチュラル薬膳生活カレッジはすでにZOOMオンライン校・横浜校の薬膳スクールとして生まれ変わりました。 そして薬膳ライフコーチの蓮蓉茶樓物語は、もう横浜で真っ白な新しいページに綴られ始めています。

白いノート

2008年に薬膳スクールを柏に設立したときと同じように、この2022年のZOOM横浜校への移転もスムーズに運んでいるのは驚きの一言!

横浜の新居の決済引き渡しの日に、柏の蓮蓉茶樓ハウスの売買契約ご希望日の連絡が不動産屋さんから届くという絶妙のタイミングだったのです。

お仕事というのは自分のためだけでなく、社会全体を調和させて皆さんを幸せにする正しい方向に進もうと志を立てれば、道がおのずと開かれていくのかもしれない。 14年ぶりにこの感慨を味わいながら、何かの力に後押しされているようで、やはり自分は薬膳のカミサマに導かれているのかもと思うのでした。

よって今回は「最終回【柏売店舗】蓮蓉茶樓物語6笑顔の売買契約そして横浜のZOOM薬膳スクールへ転生」で締めくくります。

※なお、薬膳ライフコーチのあまりかっこよくない経験談も含むので、薬膳の専門家としての将来を目指す大人女性たちの参考に、このブログシリーズは「薬膳の専門家教育」にカテゴライズしています。

2年前コロナ禍中に守ろうと必死だった柏の建物を今笑顔で手放せることに愛と感謝

2020年の秋も深まったころ、2年前の今頃は、新型コロナの勃発で経営難に陥りました。とても苦しかったです。

それでも夢を叶えて創り上げた柏の蓮蓉茶樓ハウスを売却しないで乗り切ろうと、自分なりに頑張っていました。 しかしその当時の経営コンサルさんからは、不動産は売却したほうがよいと言われてしまったのですね。

それは経営者として事業を継続する視点から、当たり前のアドバイスでした。 その日はコンサルから夕方に柏のサロン教室に戻って、生徒さん達と楽しく学ぶために美しくしつらえた空間を眺め、開校当時の気持ちを思い出し、一人でうんと泣きました。

蓮蓉茶樓の内部1

実はたまたまその数日後、湘南のヒプノセラピストの友人中野珠美さんの講座の一環としてヒプノセラピーを受けることになっていました。

そしてセッションを受けたら、薬膳スクールを続けられなくなりそうな現状の問題解決にはどうすべきか、自分自身で答えを引き出すことができました。 半分眠ったようなリラックスした状態で珠美さんから質問を受けていたら、自分の守護霊さまのビジョンが現れて、「柏の教室を売っても売らなくてもうまく行く。」と言ってくれたのです。

でもこれは摩訶不思議なスピリチュアルというより、自分で気づかなかった自分の声でした。

ヒプノセラピストはクライアント自身が無意識下にある深層心理まで下りて、自分で問題を解決する手伝いをしてくれる存在だったのです。 おかげさまでセッションの後は気持ちがとても明るく前向きになって笑顔が戻り、珠美さんと江の島でとても楽しい時間を過ごせて笑顔が戻りました。

ヒプノセラピスト中野珠美さんと薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃー

その後は工夫を重ねながら、本格的な薬膳のコースカリキュラムを時代の変化に合わせて変えながら、柏の教室は売らないで仕事を続けてみました。

すると程なくコロナ自粛期間が伸びるにつれ、この年の暮れごろから対面で薬膳を学びたい生徒さん達が再び来校してくれるようになり、胸をなでおろしました。

ただその一方で、中医薬膳学の理論や薬膳レシピ開発のメソッドを教える薬膳の専門家養成コースのレッスンでは、教室での対面よりもZOOM受講の希望が増えて来ているのです。

さらに千葉県の柏市に通えないような北海道のような遠方や、デンマークやアメリカといった海外在住の日本人の大人女性の皆さんも「ZOOMオンラインリアル」X「録画視聴」の方法を活用して、ご入学くださるようになっています。

海外在住の日本人の生徒様との薬膳セッション

このように物理的に離れている生徒さま達と出会い薬膳生活の素晴らしさを伝えることが出来るようになったのは、新型コロナの恩恵です。

しかし遠くに住んでいる人たちに、蓮蓉茶樓ハウスの寛ぎの学び空間を実際に来て肌で体感して頂くことは不可能な話。。。 しかも仕事を通じて人々が求めているのがノウハウや物質的な空間よりも、人として理想の在り方や精神面での充足感にシフトして来たのを実感し始めるようになりました。

そんな中で持ち上がったのが、今回急遽決まった家族との横浜移住。

夫が第2の人生は横浜で夜間に社会人を対象に教える仕事に就くことになったのです。 彼はあまり丈夫でないため遅い時間の長距離の移動で帰宅するとへとへとになります。

しかも自分も夫もこれから精神面はますます成長する一方で、身体機能は衰えて来るシニア世代に入ります。 心と体にかかる負担は薬膳生活で最小限に抑えて、これまで培った専門分野を次世代に長く健康で家内安全で伝えるのが我々の使命。

家内安全の東巴文字額

ならばと比較的体力がある自分が横浜から柏へ通いながら、薬膳の対面レッスンを続けるべきか考えました。

しかし実店舗の経営はとても維持費がかかるのに、コロナ後はレッスンのオンライン化によって稼働率が下がっています。 それに加えて長距離移動による疲労や交通費の負担増で、薬膳の先生自身が心身ともに疲れてしまっては元も子もありません。

そこで千葉県や茨城県から通学して下さっている生徒の皆さまには、家庭での事情をご説明しました。 そして、ZOOMオンライン校をメインとする薬膳レッスン方法へ移行する方針にご理解を頂いた次第です。

愛する蓮蓉茶樓ハウスを手放すのは苦渋の決断でしたが、今回は気持ちを固めたら、それまでの建物という物質に対する執着が不思議なほどスッパリ消えました。

・・・こうしたいきさつを経て、今朝は既に転居した横浜の自宅から東海道線と常磐線を乗り継いで柏の不動産屋さんを訪問。 冒頭でお話したとおり、我孫子に次いで柏でもお世話になっている不動産やさんで、第5話のステキなご夫婦と売買契約を締結しました。

蓮蓉茶樓ハウスを売りたくないと泣いたのは、ちょうど2年後の今頃でしたよね。 それなのに現在は笑顔で間もなく訪れるこの柏の薬膳スクールの建物、蓮蓉茶樓ハウスとお別れの準備をしている自分に驚いている自分がいます。

その理由を振り返ると、このシリーズで語ってきたことと重複しますが、・・・ ・会社員を辞めてお家を買って薬膳スクールを経営するという無謀な計画を自由にやらせてくれた夫への愛と感謝の想い。 ・遠方の方も含めてこれまでナチュラル薬膳生活を学んでくださった生徒さま達への溢れる愛と感謝の想いと心の絆。

・横浜に転職を決めた夫の健康をこれからも家庭薬膳で守りつつ、自分も薬膳の仕事を続けられるオンライン環境ができたこと。

・場所に囚われず時空を超えて自由に働ける未来形の薬膳ライフの仕事のビジョンが明確になったこと。

・2年前コロナの影響が最もひどかったときに蓮蓉茶樓ハウスを売らずに薬膳の仕事を続けた自分をねぎらう気持ち。

・不動産やさんがわたくしの意を汲んで、この歴史ある建物を壊さず大切にしたい買主さんを探してくださったこと。

・・・魂の成長とともに長い人生で遭遇する今回のようなできごと。 それは使命を果たすために何かを始めるとき、そして止めるときの「潮時」を知らせる自然の摂理のように思えます。

潮目のイメージ

その潮目の変わり目を見極めて流れに逆らわず、努力はしつつも波に乗って進んで行けば、困難に見える状況は乗り越えられる。

そして変化を恐れずに楽しみながら生きて行けば、すべてはよき方向に向かっていく。 困難を克服した頃には、人としてもう一段階ステップアップしていることだろう。

愛と感謝

今はそう確信したから周りの方や境遇に対する愛と感謝の気持ちに満たされて、14年間お世話になった蓮蓉茶樓ハウスと「笑顔」でお別れしつつあるのだと思います。

横浜のZOOM薬膳スクールへ転生するナチュラル薬膳生活カレッジ

今日はこうして午前中に売買契約を済ませて、午後から柏の蓮蓉茶樓ハウスのサロンに一人で座ってこのブログを書きながら、片づけをしています。

柏にちょっと戻って来て仕事をしていると、すでに横浜で始まった新生活が夢のよう。

しかし現実にナチュラル薬膳生活カレッジ柏本校サロンは横浜のZOOM薬膳スクールへと転生(てんしょう)を始めています。

蓮蓉茶樓の横浜引越し

横浜駅の近隣には上等な薬膳素材やハーブを買えるお店が沢山あるのを歩き回って確かめました。 横浜のおうちでもやっと落ち着いて家庭薬膳を夫と楽しめる体制が整ってきました。

それから実はまず柏から横浜に移転する前に、横浜駅から徒歩3分の場所にバーチャルオフィスを事業登録しておいたのですね。

そこはバーチャルなだけでなく、全国におよそ40か所も実際に使える貸し教室スペースが充実しています。 このうち一昨日の夕方は、少し暗くなってからでしたが横浜のオフィスの内部を見学しました。

シンプルだけれどホワイトボードも椅子も机も整って、給湯設備もありました!

だからこんな風にハーブ薬膳茶を試飲して頂きながら、本格的な中医薬膳学の講義が出来るのを確認。

横浜校でのハーブ薬膳レッスンイメージ

窓からは横浜駅の線路が連なる向こうの方に高島屋が見える交通がとても便利なところです。

これまで「ナチュラル薬膳生活Ⓡ」を学びたい方々のうち、国内から通える範囲にお住まいの皆さんは、少なくとも初回の体験レッスンは対面リアルで受けたいとおっしゃる場合が多かったです。

柏の蓮蓉茶樓ハウスつまり柏本校サロン教室では、実際に多くの方々とお会いしてご入学頂いてきました。 だから横浜移転後もZOOMオンライン校だけでなく、対面リアルレッスンをご希望の方に対応できる体制を整えたかったのです。

しかも今回契約したバーチャルオフィスは、北海道から九州まで、全国の主要都市に実際に通える貸しオフィスを整備しているのですね。 だからアフターコロナになったら横浜だけでなく、あちこちに気軽に国内出張をして薬膳レッスンが出来そうに思います。

今はまだ何だか夢のような話ですが、このようにして蓮蓉茶樓物語は舞台を柏から横浜に移行しつつあります。

今後は横浜を基点にZOOMオンライン横浜校として新たな展開を迎えておりますので、これからもどうぞよろしくお願いします。

最終回【柏売店舗】蓮蓉茶樓物語6笑顔の売買契約そして横浜のZOOM薬膳スクールへ転生

今回は予想よりも早く「ナチュラル薬膳生活カレッジ柏本校サロン」が入っている「蓮蓉茶樓ハウス」の売買契約を締結したので、【柏売店舗】蓮蓉茶樓物語シリーズの最終回をお届けしました。 思いがけず、住友不動産販売柏店の戸建てエキスパート近藤さんがご紹介下さったステキなご夫婦が購入して、土地も建物も大切に使って下さることになったからです。

これまで池田理代子さんが築いてくださったこの建物を「蓮蓉茶樓ハウス」と名付けて、14年間楽しく薬膳スクールの仕事場として使ってきました。 2020年のコロナ禍による経営の危機を乗り越えて、手放さずに薬膳生活を社会に普及してきた拠点。

愛着のある学びの場を今こうして笑顔で次の方にお譲りできるのは、家族や生徒さま達やこれまで支えて下さった多くの皆さまへの愛と感謝の気持ちに満たされているからです。

蓮蓉茶樓ハウスに宿ったスピリットはすでにわたくしとともに横浜に引っ越して、ナチュラル薬膳生活カレッジZOOM横浜校へと生まれ変わりつつあります。 柏から横浜に移ってからもZOOMオンラインでレッスンを変わらず続けておりますし、初めてさんで対面リアルの体験レッスンをご希望の方には横浜駅徒歩3分の便利な場所でお会いできる体制を整えました。

ナチュラル薬膳生活文化普及協会の会員の生徒さま達には、これまでと同じように楽しい対面リアルの薬膳イベントを、これからは横浜駅の徒歩圏内で毎年行ってまいります。

今考えているのは横浜校設立をアーリークリスマスでお祝いして、来年の飛躍を誓いあう薬膳ランチの集い^^

これからは場所に囚われることなく、ZOOMオンラインや、横浜をはじめ全国の貸し教室スペースやご家庭のキッチンなどで、柔軟にナチュラル薬膳生活を普及し続けて参ります。 これまでの経験や多くの方々と結ばせて頂いたご縁を糧に、横浜の真っ白なキャンバスにまた新たな蓮蓉茶樓物語を綴っていきたいと思っています。

ところで蓮蓉茶樓ハウスを購入してくださるステキなご夫婦に伺いましたら、蓮蓉茶樓ハウスの建物でどんな夢を紡ぐのかまだお決めになっていないそうなのですね。 あまり急いでいらっしゃらないようで、来年くらいからぼちぼちとおっしゃっていました。 わたくしや生徒さま達にとってのパワースポットだったこの場所で、おふたりが自分も人も幸せにするステキな活動を始めてくださったら嬉しく存じます。 そしてステキなご夫婦と蓮蓉茶樓の建物にこれからもずっと幸せをお祈りしています。

わたくしの意を汲んで我孫子の自宅兼オフィスと柏のお店をよい買主さん達に同時に紹介して下さった、住友不動産販売柏店の近藤さんにも、心からお礼を申しあげます。

では、これまでナチュラル薬膳生活を愛してくださった皆さま、そしてこれから学びたいと思っている皆さま、これからはZOOMオンラインまたは横浜の地でお会いしましょう!